副作用を知る

メス

化学療法には種類がありますが、そのほとんどの薬剤において骨髄抑制という副作用がでやすいです。
なぜなら、細胞分裂が盛んな部分を攻撃する化学療法が多いため、細胞分裂が比較的盛んな骨髄へダメージを与えやすいからです。
骨髄は血液を造っているところなので、骨髄抑制が生じることで血液が造られにくくなります。
血液が造られにくくなると、体に不調をきたしたり、合併症を生じることもあります。
具体的には、赤血球が低下することによって貧血が生じます。
また、白血球が低下すると、体の免疫力がさがるため、風邪などに感染しやすくなるので注意が必要です。
そして、血小板は止血作用があるので、これが少なくなることによって、血が止まらないといった症状がでます。

そのため、これらの副作用がでている人は生活を送る上で注意するべき点がいくつかあります。
まず重要なのは、感染予防です。
手洗いやうがい、マスクの着用などを行うことによって、風邪の菌やウィルスから身を守るようにします。
また、食べ物にも注意が必要で、生の物は控え加熱したものを摂取すると良いです。
そうしなければ、免疫力が低いために腸炎を起こしてしまう危険性があります。
次に気をつけたいのは、転倒や切り傷などによる怪我です。
血小板が少ないと、血が止まりにくいので臓器や脳で出血を起こした場合には、命を落とすこともあります。
加えて、赤血球が低いために貧血状態では、転倒しやすくなるので、倒れそうになったときにはすぐにしゃがむようにすると良いです。